セラピスト

セラピストが仕事を辞める影響について考える

ポジティブな理由、ネガティブな理由、色んな理由でセラピストは仕事を辞めるタイミングが訪れます。

仕事を行う上で、転職や退職をする場合、自分の事を中心に考えることが多いです。

もちろん、自分の人生なのでしっかりと自分と向き合うことは大切。

しかし、その反面、残される人…患者さんはどうだろう?

今回はセラピストが仕事を辞める時に患者さんに影響することをフォーカスして話をしてみたいと思います。

とある方のTwitterの投稿で、『セラピストからリハビリを受けているけど、退職されると聞いて悲しい』というものを見ました。

これだけを見れば、『さぞ、素晴らしいセラピストが担当したんだな』『セラピストとして本懐だ』と思うところでしょう。

しかし、その方はかなり思い詰めている様子で、担当セラピスト退職後のリハビリに対する不安もあるとのこと。

この不安と戦っている患者さんの気持ちも汲むべきではないか?というのが、今回のテーマです。

二人三脚で関わる時こそ、別の道が見えにくくなる。

引き継ぎは、セラピスト間よりも、患者さんの不安軽減に注視することが必要です。

今すぐ辞めるわけではないけど、現在できることはあるか?

別の道も用意してあげることも必要なのかもしれない。

私も訪問看護STでリハビリの仕事をしているけれど、自分ひとりが対応しているので自分の代わりはいない。

仕事は自分が居なくても回るようにするのが定石、とされてはいるけれど患者さんにとっては心が揺さぶられる瞬間なんだろう。

だからといって自分の未来や気持ちを裏切って仕事を続けるのもどうなのかな、と思う瞬間もある。

真摯に向かい合い、新たな道を用意してみて、心のケアも行えるセラピストとして仕事をやりたいな、と思う。