なぜ“冬だけ”眠れない? 本当の原因は「冷え」だけじゃない
冬に眠れない原因は、深部体温が十分に下がらないことが大きいんです。 僕も真冬にフローリングを素足や靴下で歩いたせいで手足が冷え、布団に入っても全然眠れないことがありました。
手足は冷たいのに体の芯は熱い──この矛盾
冬は寒さで血管が締まり、熱が体から逃げにくくなります。 僕の場合、手足は冷たいのに体の中心は温かく、まるで雪山で遭難しているような感覚でした。
体が寒いのに「眠りスイッチ」が押されない状態が生まれるのは、このせいです。
眠気は“体を冷ます行動”で起きる
眠気は、体が深部体温を下げようとするときに自然に起こります。しかし、冷え性だと放熱できず、眠気も来ません。 僕は手足を温めるために湯たんぽや靴下、カーペットを工夫しましたが、深部体温が下がるまでは本当に寝付けませんでした。
= 深部体温が下がらない限り寝つけない
深部体温と自律神経──眠るための“体の内部スイッチ”
深部体温が下がると副交感神経がONになる
人は深部体温がストンと下がった瞬間、副交感神経が優位になります。 僕も、室内シューズで冷え対策をしたら深部体温が下がりやすくなり、寝る前に暖かい飲み物を取るだけでも眠気を感じられるようになりました。
冷え性は“深部体温が下がらない構造”
- 手足が冷える → 末端血管が閉じる
- 血管が閉じる → 放熱できない
- 放熱できない → 深部体温が下がらない
- 深部体温が高い → 自律神経は交感神経優位
冷え性の人は、体温が高止まりして寝付けないタイプの不眠になることがあります。 僕も寒くて寝れない状態から、足を温めて深部体温を下げるとやっと眠れることがありました。
今日からできる! 冬の深部体温ナイトルーティン
STEP1:入浴(40℃×15〜20分)が“眠気の種”
入浴は暖まるためだけでなく、出た後に深部体温が下がる反応を作ることが目的です。 僕は湯船に浸かりながら温まることで、布団に入った時にちょうど足が冷えて眠くなるよう調整しています。
✔ 入浴のポイント
- 40℃のぬるめで15〜20分
- 出た後はスリッパや室内シューズで足先を冷やさない
- フローリングは素足で歩かない
STEP2:入浴後90分で“眠りスイッチ”
深部体温は入浴後90分で最も下がるので、就寝時間はここに合わせるのが最適です。
STEP3:電気毛布は“予熱専用”に
布団が冷える真冬はホットカーペットや電気毛布で予熱しますが、入る直前に靴下を脱ぎ、布団の温かさだけ残すのがベストです。 僕の場合、布団に入ったらカーペットの電源を切って寝るとよく眠れます。
STEP4:靴下の脱ぎタイミング
寝る直前まで足を温めるのはOKですが、布団に入ったら脱ぐと放熱が始まり、深部体温が下がって眠気が強くなります。 僕も入浴後や室内シューズで足を温め、布団に入ったら靴下を脱ぐ習慣でスムーズに眠れるようになりました。
STEP5:軽い運動やストレッチ
足首を動かしたり、布団の中で軽くストレッチすることで放熱が促進されます。 僕は室内の暖房が十分でない場合、湯たんぽを併用しながら布団内で足を動かすと眠気が来やすくなります。
冷え性改善ポイントまとめ
| メニュー | 回数 | 効果 | ポイント |
|---|---|---|---|
| ぬるめ入浴(40℃) | 1回/夜 | 深部体温の下降反応を作る | 出た後は室内シューズやスリッパで足先を冷やさない |
| ストレッチ | 5〜10分 | 血流改善・末端の放熱効率UP | 足首や肩の可動を中心に |
| 電気毛布・ホットカーペット | 就寝前のみ | 布団が冷え“寝つき低下”を防ぐ | 布団に入る直前にOFF |
| 靴下の脱ぎタイミング | 布団に入る直前 | 放熱しやすく深部体温が下がる | 寝る直前までは温めてOK |
| 寝袋+湯たんぽ | 冬の寒い夜のみ | 足元から体を温めつつ深部体温を下げる | 寝袋の奥に湯たんぽを入れる |
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