【酔い止めなしでOK】超・三半規管弱者だった僕が「VRChatの画面酔い」を克服した方法

「またVRChatで酔っちゃった…これじゃ楽しめないよ」

「どうしてこんなに酔いやすいんだろう？頭の動きとか関係あるのかな…」

「なるほど、カメラで視点を固定すれば酔いにくくなるのか。ちょっと試してみよう！」

では、具体的な対策方法を解説します！

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【酔い止めなしでOK】超・三半規管弱者だった僕が「VRChatのVR酔い（画面酔い）」を克服した方法

【酔い止めなしでOK】超・三半規管弱者だった僕が「VRChatのVR酔い（画面酔い）」を克服した方法

ヘッドマウントディスプレイ（HMD）を使って仮想空間を楽しんでいると、多くの人が悩まされるのが画面酔い（VR酔い・3D酔い）です。僕も例外ではなく、特にVRChatではひどく酔いやすい体質でした。

携帯ゲームでも酔う。FPSでも酔う。もちろん乗り物酔いは秒で死亡。そんな僕でさえ、今では酔い止めなしでVRChatを長時間プレイできるようになりました。

この記事では、医学的な根拠（コリオリ刺激・視覚と平衡感覚のズレ）と、僕の体験ベースの改善策をあわせ、初心者でもすぐ試せて効果が出るVR酔い対策をまとめます。

とあるVR初心者さんとの出会い

VRChatで会った初心者の方から、こんな言葉を聞きました：

「酔いが酷くてログインできない。ヘッドマウントディスプレイはあるけど使ってない。」

これは本当にもったいないことです。しかし、僕が普段やっている「酔わない方法」を伝えたところ、その方にも効果があり、無事に酔わずワールド巡りができました！順に紹介します。

どうしてVRで酔うのか？

「三半規管が弱いから酔う」とよく言われますが、実はもっと具体的な動きが関係しています。調べてみると、酔いやすい動きの組み合わせは「頭の左右回転」＋「頭の上下の揺れ」でした。この組み合わせが脳の感覚にズレを生み、強い違和感＝酔いの原因になります（コリオリ刺激）。

お客様！！そのように頭を左右上下に動かしては困ります！！あーっ！！
※記事用にHMDを装着して撮影したものですがやっぱり酔う・・・！

VRChatは酔いやすい条件が揃っている

VRChatでは、移動や方向転換の際に首を左右に回す動作が頻繁に発生します。さらに、美しいワールドや初めての体験に興奮して、つい頭を上下左右に大きく動かしてしまいがちです。この結果、酔いやすい動作が重なり、多くの人が気分を悪くしてしまいます。

参考文献として、耳鼻咽喉科領域でもVR酔いの原因と同様に、内耳の平衡感覚と視覚情報のズレが乗り物酔いに関与すると報告されています。参考: メニエール病とめまいの解説

上下の揺れを抑えるのがポイント

根本的な解決法は、「左右の回転」と「上下の揺れ」のどちらかを減らすことです。しかし、VRChatでは移動しないと遊べませんから、動きを完全に止めることは現実的ではありません。そこで重要なのが「首を回しても、頭の上下の動きを抑える」という意識です。

画面酔いのおすすめ対策：カメラを活用して視点を安定させる

VRChatでは、自分のアバターをカメラ（インカメ）で常に視界に入れるというテクニックが非常に効果的です。カメラを顔の前に配置してアバターを映し出すことで、自然と視点が固定され、頭のブレが抑えられます。

頭の上下移動がほとんどありません。この方法だけでもかなり酔いづらくなります。さらに、意識的に頭を揺らさないようにすれば、効果はより高まります。

プロFPSゲーマーが勧めるゲームの3D酔い攻略法！

”3D酔いする人は画面の中央にマウスカーソル置いたり小さいシール貼ったりして基準となるものを設定”するというもの。VRChatでも同様に、画面中央に表示されるカメラを置く。この”照準”を見続けるよう意識すると、余計な揺れが目に入らないので酔いづらくなります。

以下はプロFPSゲーマーから3D酔い対策を教えてもらったという記事です。本記事で紹介している原理と同じなのでVR以外のゲームでも対策できるはずです。（教えてもらった人は、1週間程度で全く画面酔いしなくなったそうです）
画面の中央にマウスカーソル置いたり小さいシール貼ったりして基準となるものを設定することで予防する

練習：その場で回転しながら酔いにくさを体感しよう

まずは簡単な練習として、その場でカメラを見つめながら体を回転してみてください。カメラを見続けることで頭の動きが安定し、酔いにくさを実感できるはずです。

実践編：ワールド巡りのコツ

移動中や方向転換する際は、必ずカメラを凝視するようにしましょう。自分の視線を安定させておくことで、どんなワールドでも酔いにくくなります。僕はカメラを使わずにパーソナルミラー（他人には見えない鏡表示機能）を使用することもあります。慣れると無くても大丈夫になりますが、初めて行くワールドは使うようにしています。ちなみに僕はカメラなしだとたまに酔います。

VRChat内には特殊な訓練を指導してくれるイベントもありますので根本的にどうにかしたい場合はそちらも試してみても良いかもしれません。

|foriio https://t.co/UKghiAocm6
|VRChat https://t.co/kfJLEsGxiK
|ニコニコ https://t.co/W5rNeJJfat
|note https://t.co/StJOQ3CpHY
|VR酔い訓練集会 https://t.co/UhCOeWPH5a
|Discord https://t.co/ChtAY5mF2G
|使っていい物 #ロイの診察室 pic.twitter.com/5e1SD89LYO
— 法月ロイ🦻飯テロ系耳鼻科医 (@HozukiRoy) April 30, 2024

まとめ

VR酔いの原因は、首の回転と頭の揺れが同時に起きること
上下の揺れを抑えることが酔い軽減のポイント
カメラで自分の姿を映して、視点を固定するのが効果的
カメラを見ながらの移動や回転を習慣化すると、酔いにくくなる

メニュー	回数	効果	ポイント
カメラでアバター固定	常時	頭のブレが抑えられ酔い軽減	視線をアバターに集中
その場回転練習	1日5分程度	視点安定感が向上	カメラを凝視して回転
スナップターン設定	移動時	酔いにくい回転操作	45°単位で回転