ココロノート処方箋

自分という取扱説明書|リセット症候群と向き合う方法

自分という取扱説明書|リセット症候群と向き合う方法

オンラインゲームやSNSの人間関係に疲れ、「全部やめてしまいたい」と思ったことはありませんか?
僕は実際に、数年続けていたアカウントを突然削除し、関係をすべてリセットした経験があります。

この記事では、そんな僕の経験をもとに、なぜ人は人間関係を突然リセットしてしまうのかそのとき心の中で何が起きているのかを自己分析形式で掘り下げていきます。

リセット症候群とは?

「リセット症候群」とは、人間関係や活動において限界を感じたときに、それらを突然リセット(断ち切る)してしまう心理状態のことを指します。
特にオンラインゲームやSNSなど、常に誰かとつながっている環境で起こりやすい傾向があります。

リセットを繰り返す人の特徴

  • 優しすぎて、相手に合わせすぎる
  • 本音を言えず、自己主張が苦手
  • 完璧主義的な傾向がある
  • 限界まで我慢し、突然すべてを切ってしまう

私に起きた「リセット」の瞬間

ある日、ふと「もう無理だ」と思い、オンラインゲームとSNSのアカウントをすべて削除しました。
何の前触れもなく、フレンドにも何も言わず、突然いなくなる形です。

その直後に感じたこと

  • 「救われた」ような安心感
  • 同時に、後悔と不安が押し寄せてきた
  • でも、続けていたときの苦しみよりはマシだった

リセットに至るまでの心の流れ

リセットが起きるまでには、いくつかの段階がありました。

  1. 「良い人」であろうとしすぎて自分を抑える
  2. 感情の限界が近づくとイライラや無気力になる
  3. 「助けて」が言えず、一人で抱え込む
  4. 突然すべてを消してしまう

「嫌われたくない」「迷惑をかけたくない」という思いが強くて、
誰にも言えず、自分の感情を押し込めていました。

心と体に現れるサイン

限界が近づくと、心と体に以下のような変化が現れます。

変化の種類 具体的なサイン
感情面 イライラ/無気力/泣きたい/怒りやすい
身体面 胃痛/食欲不振/疲労感/睡眠障害
言動 特定のワードを口にする/感情が隠せなくなる

今の私が大事にしていること

リセットを繰り返さないために、僕は以下のことを心がけています。

  • 無理せず、1人の時間も大切にする
  • 複数の居場所を持つ(ゲーム・SNS・リアルなど)
  • 「良い人」であろうとしすぎない
  • 相談できる相手を持つ

過去の自分に伝えたい言葉

「失敗だったかもしれないけど、それはあの時の君が精一杯守ろうとした結果だよ。
今なら、一人で抱えなくても大丈夫。頼れる人を見つけたから。」

まとめ|リセットは「弱さ」じゃない

僕はもう、自分を責めるのをやめました。
リセット症候群は、心が壊れる前に出すサイン
それに気づけたから、次はもう少しだけうまくやれる気がしています。

📌 私という取扱説明書(まとめ)

項目 説明
疲れてくると 返信がしんどくなる/一人になりたくなる
演じすぎると 本音が出てイライラ/距離を置きたくなる
限界サイン 胃が痛い/言葉にトゲが出る
回復のヒント 距離をとる/分散する/相談する
かけたい言葉 「よくやってる」「無理しないで」「一人じゃない」

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ABOUT ME
siratama
SIRATAMA(しらたま)です 医療従事者の理学療法士をしています。医療福祉の現場経験が沢山ありますので事業所による働き方や転職についての発信をしています。趣味のピラティスでは資格取得、メタバース分野でも体を動かす健康についても活動中です。多趣味で雑記の記事も投稿中