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転職は「運ゲー」ではない。「知識ゲー」だ

転職は「運ゲー」ではない。「知識ゲー」だ

「転職って結局、入ってみないと分からないから、ある意味運ゲーだよね」。
そんな言葉をよく耳にします。

でも、私は転職は運ゲーではなく、知識ゲーだと思っています。
特に入社前にどれだけ“会社のリアル”を知る努力をしたかで、転職の成功率は大きく変わります。


「入ってからじゃないと分からない」は最大のリスク

よくある“転職の失敗談”には、こんな共通点があります:

  • 求人票と実際の業務内容が全然違う
  • 上司がマイクロマネジメント型でストレスがすごい
  • チームがギスギスしていて相談しづらい雰囲気だった
  • 評価制度が属人的で、頑張っても報われない

これらはすべて、事前に知ることができていれば防げた可能性が高いものです。
つまり、「知らなかった」のではなく「調べなかった」ことがリスクを生んだということ。


アナログ最強の確認手段:「1日職場体験」

数ある確認手段の中でも、もっとも効果的なのが「1日職場体験」です。

実際に職場に足を運び、現場のメンバーと過ごすことで、以下のような情報が手に入ります:

  • チームの会話のトーンや距離感
  • 上司の指示の出し方や人柄
  • 社員の表情や疲弊感
  • 仕事のスピードや進め方
  • 本当に“自分に合う空気かどうか”

これらは口コミでは絶対に分かりません。
体験して、“自分の目で見て感じる”ことこそが最も信頼できる情報なのです。


アナログで会社のリアルを確認する11の方法

「1日体験」以外にも、ネットに頼らず、自分の五感で確認する方法はたくさんあります。

  1. 現場メンバーとの面談を申し出る
    → 実際に配属される部署の社員と話せれば、業務内容・上司の性格・チームの文化がリアルに分かる。
  2. 職場見学をお願いする
    → オフィスの雰囲気・整理整頓・雑談の有無などを観察。無言のヒントがたくさんある。
  3. 面接時にオフィスの“導線”を観察する
    → 面接室に向かう途中のオフィスの空気感、社員の表情、雑談の声などに注目。
  4. 受付やエレベーターでの挨拶に反応を見る
    → 軽く声をかけたときに笑顔で返す?無視する?これも企業文化の表れ。
  5. 朝・夕にビルの外で社員の出入りを見る
    → 朝のテンション、夜の疲労感、社員の表情から“リアルな勤務実態”が見える。
  6. 会社近くのカフェや飲食店で社員の会話を聞く
    → ランチタイムに愚痴が多ければ、それがリアルな声。
  7. 代表電話に軽い問い合わせをしてみる
    → 電話対応の丁寧さは、社内の文化や教育レベルのバロメーター。
  8. OB・OG訪問や業界知人に話を聞く
    → その会社に在籍していた人からの情報は信頼性が高い。
  9. 経歴を理由に見学の交渉をする
    → 「未経験職種なので現場を見てみたい」と正直に伝えると、柔軟に対応してくれる企業も。
  10. 面接官の口癖や言い回しに注目する
    → 「やる気次第で裁量が〜」→裏を返せば未整備の可能性も。
  11. 社員との雑談を通じて“空気”を探る
    → 体験中や面接の合間の雑談のトーンで、フランクなのか上下関係が強いのか分かる。

すべて“ネットでは絶対に得られない情報”です。
自分の視点・観察力・質問力を使って情報を取りにいくことが、転職の成功率を高める鍵になります。


まとめ:「入ってから分かる」は、避けられる

確かに、すべてを完璧に知ることはできません。
でも、“ほとんどのミスマッチは、事前の行動で防げる”のです。

  • 1日職場体験
  • 現場メンバーとの面談
  • オフィスの空気の観察
  • 現場の声に耳を傾ける姿勢

ネットで得られるのは他人の経験。でも、自分の人生は他人のレビューでは決められない

だからこそ、アナログな手段を使って、“自分だけの答え”を見つけてください


このブログでは、今後も転職で後悔しないための「実践的な視点」をお届けしていきます。
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ABOUT ME
siratama
SIRATAMA(しらたま)です 医療従事者の理学療法士をしています。医療福祉の現場経験が沢山ありますので事業所による働き方や転職についての発信をしています。趣味のピラティスでは資格取得、メタバース分野でも体を動かす健康についても活動中です。多趣味で雑記の記事も投稿中