VR×健康

首の健康を守りたい~VR機器を被って生じる痛みの改善と予防~

VRゲームやアプリを楽しむ際、長時間の頭部装着によって首の痛みを感じる人が多いです。
このような症状は、頸椎(けいつい)への負担が原因で起こります。
しかし、適切なテーピング方法やカウンターウェイトの活用により、VR体験の際の首の痛みを和らげることができます。
ここでは、VR装着時の首の痛み対策について詳しく説明します。

VR装着時の首の痛みの原因

VR機器の重さと、固定された頭部の状態が続くことで、頸椎に負担がかかります。
これにより、首の筋肉が緊張し、痛みや違和感が生じるのです。
頭部を前後左右に動かせない状態が続くと、さらに負担が増大します。

テーピングによる対策

テーピングは、この首の痛みを和らげる効果的な方法の1つです。
適切な貼り方をすることで、頸椎の可動域を維持しつつ、筋肉の緊張をリラックスさせることができます。
テーピングを行うことで、長時間のVR体験でも首への負担を軽減できます。

  1. 頸部の筋肉をほぐすように軽く伸ばす
  2. テープの中央部分を、耳の上あたりから頭頂部に向けて貼り付ける
  3. テープの両端を、首の側面から背中にかけて引っ張りながら貼り付ける
  4. 頸部の動きに合わせてテープがしわにならないよう、ゆっくりと伸ばしながら貼る

 

カウンターウェイトの活用

テーピングに加えて、VR機器にカウンターウェイトを取り付けるのも効果的です。
重心を調整することで、頸椎への負担を和らげることができます。
カウンターウェイトの重さは、VR機器の重量に応じて調整する必要があります。
適切な重さのカウンターウェイトを使うことで、長時間のVR体験でも快適に使用できるでしょう。

注意点

VR中はゲームに没頭してしまうため、無意識のうちに長時間使用してしまう恐れがあります。
特に、VR機器を装着したままで眠ってしまうと、頸椎への負担が著しく高まります。意図的にやっている人もいますw
定期的な休憩を取り、VR機器を外すようにしましょう。無理のない範囲で使用することが大切です。

VR体験時の首の痛みは、長時間の頭部固定が原因で起こります。
しかし、適切なテーピング方法とカウンターウェイトの活用により、この症状を改善することができます。
頸部の筋肉をリラックスさせ、頸椎の可動域を維持することで、VRを快適に楽しめるはずです。
また、無理のない範囲でVR体験を行い、定期的な休憩を取ることも重要です。
VR体験を続けるうえで、これらの対策は非常に有効です。ぜひ試してみてくださいね。おしまい!

ABOUT ME
siratama
SIRATAMA(しらたま)です 医療従事者の理学療法士をしています。医療福祉の現場経験が沢山ありますので事業所による働き方や転職についての発信をしています。趣味のピラティスでは資格取得、メタバース分野でも体を動かす健康についても活動中です。多趣味で雑記の記事も投稿中