こんにちは。理学療法士&パーソナルトレーナーのしらたまです。
本日はSNSで見た、ある理学療法士の投稿について考えさせられるものがありましたので紹介。
これは、転職する方はもちろん管理者の方にも見てほしいです。
『離職率が高いのは悪いのか?みんなスキルアップのための離職だと聞いている。そんな批判的なのはおかしい。』
というもの。
他のコメントには、ポジティブな離職なら良いのでは?という意見もありましたね。
私は違うと思います。その理由を以下に述べたいと思います。
・退職理由は建て前と本音に別れることが多い
・在籍側の言うことはあくまでも推論
・働きにくいことを露呈している
・本当に悪いのは離職率が高いことではなく、その原因にある
退職理由は建て前と本音に別れることが多い
医療・福祉の従事者の退職理由のナンバーワンはご存知でしょうか?ずばり『人間関係』です。私も人間関係で退職したことがありますし、人間関係で退職した人も見たことがあります。
上司に本音を伝えて辞める人もいますが、多くの人が無難に『建て前の理由』を伝えて辞めてしまっています。そして、その建て前の理由で多いのもスキルアップを目指すから、なのです。
・在籍側の言うことはあくまでも推論
良い職場は、辞める時も気持ちよく後押ししてくれる所だと思います。そして、本音をしっかり聞いてくれるのです。本音を聞いていない会社が退職者の建て前を語るというのは、かなり危険であると思っています。転職する人はこういうところ、しっかり見てますよ~!
・働きにくいことを露呈している
本当に魅力的な職場であれば、そこでスキルアップする方法なんていくらでもあります。やはり、前向きな退職者だったとしても、本当によい職場なら辞めたくないですよ。
・本当に悪いのは離職率が高いことではなく、その原因にある。
労働者との会社の関係が良くないと、本音を言えず(言わず)に建て前の理由だけ残して辞めてしまいます。本当なら解決すべき問題を見ないまま仕事が続くので、後続の労働者も同じ苦しみを味わう可能性があります。
退職を切り出された場合は、本音や、こうした方がいいということを聞いて欲しいと思います。