お砂糖とはVRChatプレイヤー同士の甘い関係を持つ、極めて特殊な分化として知られている。
恋人関係、友人の延長、リアル恋人、パートナー…人それぞれの意味がある。
非常にデリケートなものであるが故に、SNSでは常に賑わいを見せる。
俺『出会って1週間だけど、好き!お砂糖になりたいよぅ…』
Y岡『おいおい、この間まで別のお砂糖がいたのに間髪入れずにまた作るってのか?』
俺『お砂糖はスピードも大事だってトラステッドユーザーが言ってましたよ?早くしないと他の人に取られちゃう!』
Y『やれやれ、本物のお砂糖関係の経験が無いようだ。 明日またここに来てください、本当のお砂糖というものを教えてあげますよ』
俺『それでお砂糖が出来るのですね!よろしくお願いします!』
翌日
Y『俺くん、そもそもお砂糖してお塩になる原因って分かるかい?』
俺『そりゃ相性が合わなかったからでしょ?』
Y『そうだ。お砂糖になれば同じ時間を共有することが増える。相手が何が好きで何が許せないか把握しているか?相手の許せない部分を見続けることになったら後悔するだろう?それに、お砂糖のゴールはどこなんだ?相手は同性だってあり得る。リアルの恋人関係に発展させるのか、しないのか。VRの中だけの関係なのかお互いの相違があってはいけないんだ。それを短期間で分かり合えるとは思えない。』
俺『でも、お互いが好きならそれでいいじゃないですか!』
Y『俺くん、君は甘い…!君が友人の延長程度の関係やVR限定の関係を望んでいるのに対して相手がリアル恋人関係まで望んでいたらどうするんだ?君はその覚悟があるのか?お塩の原因は不安と嫉妬から来る精神的な不調が引き金になることがほとんどだ。お砂糖は終わりのないマラソンと一緒だ。ゴールの無い道を走り続けるというのは危ないことなんだぜ!だから始めに互いの関係やルールを取り決めるのが大切なんだ。それが難しいからこそ時間がかかる。長続きするお砂糖というのはこのあたりがしっかりしていることがほとんどなんだ。』
K原『そこの助平男よ…、その男の戯れ言には耳を傾けない方が良い…。とんでもないコミュニティ崩壊を見る目になるぞ?私が正しい付き合い方を伝授してやろう』
俺『か…K原先生…!?(公式であれだけのやらかしのあるのに?)』
K『俺くん。君はフレンド以上恋人未満の関係でおやりになるといい。ただしお砂糖と名乗ったり認めてはならない。』
先ほど、その男が言ったようにお砂糖の関係の亀裂に不安や嫉妬の影響がある。だからこそ、あえてお砂糖の手前で留めておくことをおすすめする。お砂糖でないと断言していれば無駄な嫉妬も不安もない。お砂糖じゃないから、というキーワードは安心感やお砂糖関係以上の自由も得られるのだ。その上で関係はお砂糖のように振る舞ってもよいし、Justするのもいいだろう。それに君も知っていると思うが、お砂糖する前が一番楽しかったハズ。その時間をずっと続けるのがこのやり方だ!
Y『ふざけるなっ!そんなお砂糖関係があるものか!』
K『お前はVRChatというものを何もわかっていないのだな。』
いいか、お砂糖はお塩と表裏一体!そしてお塩するというのは爆弾が爆発するのと同じことだ。お前だけが爆発するのなら一向に構わないが、共通のフレンドの事を考えたことはあるか?お砂糖の片方が病み散らかし、もう一方が転生するのがVRChatなのだ。そして取り残されたフレンドが居場所を失うのだ。これほどの不幸があって許されるだろうか?お砂糖とお塩はそういう切っては切れぬ関係のことを言う。だが、お砂糖関係でなければそのような爆弾を抱える必要がない!お砂糖でないからこそ心の安定が維持できるのだ!これまでのVRChatterの末路を見てこなかった貴様にお砂糖分化を語る資格はない!滑稽千万だ!恥を知れ!